俳句雑誌「滝」11月号より
無患子の実を拾い来て手を洗ふ 尾崎鉄次郎
「無患子」ムクロジ、俳句でもやっていなければ読めない読み方だ。
私も漢字の読み書きは全くといって駄目で、小学生以下である。
落葉樹のムクロジはまあ見たことがない。手を洗う・・これは拾った後であろう。
実はムクロジの果皮にはサポニンが含まれているのか、洗剤の様に泡立ち、昔は石鹸代わりに使ったようだ。大量に拾った事はないが、手に粘りつくような感覚があったのかもしれない。
常緑樹の中で生活していると、秋の実と楽しめるのは実に羨ましい景色である。
新松子茂吉の駅の賑やかさ 佐藤珱子
「新松子」これも読めない。「しんちぢり」だ。
松ぼっくりのまだ青い段階のもので、「ちちり」とは松かさの事を言うそうだ。
鱗片状になった一つ一つが雌花だが、種はこの鱗片状のものに挟まれている
だけでむき出しの状態だ。従って裸子植物と言われる。種は2年かけて大きくなるので、
枝の先は今年も松ぼっくりと言うことになる。
茂吉記念館前駅と言う長い名前の無人駅があるらしい。
山形県上山市奥羽本線で茂吉の生家があるようだ。私は東北地方に足を運んだことがない。
何か催し物でもあったか観光客ななか不明であるが、駅前に松ノ木があったのでしょう。
上山温泉にでも浸かりながらゆっくり旅を楽しみたいものだ。